ヒメレンゲゴケ 姫蓮華木毛
Flora of Mikawa
ハナゴケ Cladoniaceae ハナゴケ属
中国名 | 麩皮石蕊 fu pi shi rui |
英 名 | cup lichen |
学 名 | Cladonia ramulosa (With.) J. R. Laundon Cladonia pityrea (Florke) Fr. |
分 類 | 子嚢地衣類(Ascolichens) |
生育形 | 鱗片状~樹枝状 |
大きさ | 高さ 1~5㎝ |
生育場所 | 平地~山地の日当たりのよい地上、樹幹基部、朽木上 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、台湾、ヨーロッパ、北アメリカ |
撮 影 | 五井山 05.2.19 |
よく見られる種であり、変異も多く、含有物質もヨーロッパ産のものはホモ石花酸を含まず、分類が難しい。
基本葉体は長さ1~3㎜、幅約1㎜の鱗片状、裂片は細かく、永存性、ただし、子柄が密生する場合は消滅することが多い。子柄は中空、直立し、枝分かれが少なく、高さ3~50㎜、円筒形、有盃又は無盃、盃は小さい。粉芽はついたり、つかなかったり変化が多く、一定しない。皮層が脱落すると半透明の髄が裸出する。子器は枝先につき、小さく、レキデア型で果殻は炭化しない。子器盤は褐色。胞子は1室、惰円形。スポットテスト 地衣体:K- , P+赤褐色稀に- 。二次代謝物質はコンフマルプロトセトラル酸、フマールプロトセトラール酸、ホモ石花酸(homosekikaic acid )、プロトセトラール酸を含む。
タイワンレンゲゴケは関東地方以西に分布し、小形で似ている。P+黄色、プソローム酸、プロトリヘステリン酸、ウスニン酸を含む。
ヤリノホゴケは樹皮に生え、まれに地上に生えて似ることがある。基本葉体は大きく、全縁。子柄はほとんど皮層を欠き、粉芽をつける。ホモ石花酸がない。
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